フリーエージェント時代の到来!?

日経ウーマンオンラインの「専業主婦からのキャリア」特集で「専業主婦は2億円損をする」著者の橘玲さんにインタビューしました。刺激的なタイトルで”大炎上”したという橘さんの著書ですが、橘さんがこの本で伝えたかったことは、

「どんな仕事をするのか、どんな働き方をするのかを決めることは、どんな人生を生きたいのかを決めることでもあります。自立した幸福な人生を手に入れるために、戦略的にキャリアを築いていってほしいと思います。

 自分のキャリアを会社任せにしたり、自分の人生を夫任せにしたり、あるいは老後の人生を(年金に依存することで)国任せにしていては、自分らしい人生を送ることはできません。それが、この本を通じて働く若い女性たちに伝えたかったことです」

という言葉に尽きると思います。私自身は、専業主婦もまあ、それぞれの人生の選択なのだからいいんじゃないかなーと思うし、誰かに頼らなければ生きられない人もいるだろうなーとも思うのですが、できるかぎり「自分らしい人生を送る」ことをあきらめずにすむ社会であってほしいなーとは思うので、そこはとても共感しました。

橘さんは「専業主婦という生き方は選ぶべきでない」という立場ですが、それは「会社を辞めるな」という意味ではなく、むしろ「雇われない」フリーエージェント的な働き方を勧めています。インタビュー中に、「フリーエージェント」という言葉が出てきて、数年前に「フリーエージェント社会の到来―『雇われない生き方』は何を変えるか 」の著者ダニエル・ピンクさんに取材したことを思い出しました。

日本ではまだメジャーな働き方ではないかもしれませんが、今後は「フリーランス」「フリーエージェント」的な働き方も一つの選択肢になって、いろんな働き方を選べる時代になっていくといいなーと思います。一時期は専業主婦やって、また会社に入って、今度はフリーランスで仕事して、休んで海外旅行行って…といったことが当たり前になれば、「専業主婦からのキャリア」とかいうタイトルの特集は組まれなくなるかもしれないなーなんて思ってしまいます。


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