「人材教育」2018年1月号巻頭スペシャル対談
日本能率協会マネジメントセンター発行のHR専門誌、月刊「人材教育」の2018年1月号にて巻頭スペシャル対談のライティングを担当しました。東大中原淳先生×ATDジャパン理事の中原孝子さんというW中原対談で、タイトルは「20世紀的発想を脱ぎ捨て、新しい働き方、学び方にシフトしよう」。
人生100年時代、one life one companyでは生きられない時代には、キャリアを会社にお任せにすることはできないだけでなく、学びも会社にお任せではダメ。だからといって、学校やセミナーに通ったり、自分で本を読むというだけが学びじゃない。むしろ働く環境自体を丸ごとラーニング環境と捉え、テクノロジーの力も借りつつ、お互いに学びあい成長できる経験を積める場を提供できる会社が今後の人材獲得競争に勝利するんですよ!といった話だったかと(ざっくりしすぎ?)。笑顔がさわやかなお二人ですが「これからは自ら学んでいかないと生き残れませんよ」というなかなか耳の痛いお話でもありました。
ライターの仕事は、取材の前に下調べして学び、取材して学び、原稿書いて学ぶ「お金をもらえる調べ学習」みたいな仕事なので、学びの多い仕事ではあるなと思います。そう考えると実にいい仕事です。
とはいえ、対談(鼎談)の仕事はなかなか上手くなりません。その場のライブ感みたいなものが重要なので、下調べや質問項目づくりなどの準備は一対一の取材ほど入念にしなくても大丈夫ですが、その分その場の仕切りに難しさがある気がします。対談といっても、ほとんどの場合はこちらが質問したことに一人ずつ答えていただく形になってしまうので、バランスよく話してもらうように話を振ったり、話が長くなると、次の話題に変えてもらうように促したり。お二人の相性もあるので、その場の雰囲気が和むようなコメントを挟んでみたり、パネルディスカッションのモデレーター役みたいな仕事を兼ねているので、結構気を使います。そういう意味では対面の取材より対談の方が難しいかも。過去、幾度となく失敗した場面が頭に浮かびます…とほほ。
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